2013年5月26日日曜日

那覇市版原稿完成

 那覇市版の校正結果をもとに、修正した原稿をPDF化して、ダウンロードできるようにしました。
右の画像をクリックすると、PDFが表示されます。
表示されたPDFをダウンロードするか、印刷してお使い下さい。
 那覇市版について残りの作業は、当面、配布先と配布部数を決定して、印刷会社に入稿することです。それから、那覇市、那覇市教育委員会、社会福祉協議会の方々に協力していただきながら、配布します。

あしなが育英会のHPを閲覧している時に、子どもの貧困対策にかかる与野党案のPDFがあったので、ファイルを添付しておきます。

子どもの貧困対策の推進に関する法律案(与党版)

子どもの貧困対策法(野党案)

2013年5月21日火曜日

おきなわ子ども支援ガイドブック2013年那覇市版の進捗状況

 ガイドブック編集委員4名が集まって、プリントアウトしたガイドブックの校正を行いました。
 子どものライフスタイルに沿って時系列的に、必要な経費と支援が書かれている、「ガイドマップ」と呼んでいるページに、説明文の掲載ページが正しく表記されているか。
 説明文の誤字脱字はないか。那覇市の担当者からの指摘は反映されているか、をみんなで確認しました。
 4人の目で見るといろいろなミスが浮かび上がってきました。
見つかった誤りを修正して、早ければ6月中旬までには、発行できるかと思います。

2013年5月20日月曜日

第7回九州沖縄地区子ども支援ネットワーク交流学習会は、こんな学習会になります。


7回九州沖縄地区子ども支援ネットワーク交流学習会について

1 ねらい

 『おきなわ子ども支援ガイドブック』活用を具体化するために、お互いの取り組みを知るところから各組織がつながり、ネットワークによるチームワークの取り組みのひろがりをめざします。

(1)ガイドブックの活用例を提示します。

(2)学習会の内容として、ひとの育ちのなかで、抱え込まされる困難な場面をいくつかの「ケース事例」として想定します。その困難について課題を整理し、各組織から課題克服のために「できること」を出し合うことで、ネットワークによるチームワークの取り組みの具体的なイメージを共有します。

(3) 「ケース事例」の設定にあたっては、子どもの実態について把握するとき、家族が抱えこまされている問題との関連なども考慮することが課題を整理し、課題克服の取り組みをさらにすすめるという考え方に基づいて設定します。

(4)その考え方を活かすために、子どもの育ちと学びにかかわる組織、子育てや親支援にかかわる組織、高齢者支援にかかわる組織に学習会の参画や参加をお願いします。

2 内容について

(1)期日 2013年10月26日()

(2)場所 沖縄大学 同窓会館

(3)日程


  9:30    10:00     10:15                    12:00  13:00                  16:00
受付
開会行事
基調提起と
ワークショップ1
昼食
ワークショップ2
ワークショップ3



(4)基調提起について

 沖縄において、それぞれの組織が把握している子どもの育ちと学びが阻害されている実態を集約し、課題や取り組みの方向性を共有することをめざします。九州各県における実態や課題、取り組みの方向性とあわせて論議することで、共通性と地域性を明らかにしたいと考えます。具体的には、これまで報告された取り組み等から子どもの育ちと学びにかかわる課題を整理し、取り組み方向性について、文章化し、基調として提起します。

(5)展開のイメージ





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各団体へお願いしたいこと

本学習会の趣旨をご理解いただき、参画、あるいは参加を可能な限りお願いします。

1 10/26(土)の第7回九州沖縄地区子ども支援ネットワーク交流学習会への参画、参加をお願いします。
(1) 学習会当日に会場で、貴組織の活動紹介をお願いします。会場にブース(長机2~3個をあわせたスペース)を準備します。学習会の参加者に対して貴組織の取り組みを紹介する資料や展示をお願いします。ブースには、活動を紹介できる方が複数名常駐できるよう参加態勢をお願いします。
(2)学習会のなかで、ワークショップの時間を設定し、ひとの育ちのなかで抱え込まされる困難な場面を想定し、ケース事例として提示し、課題を整理します。その際、貴組織が課題克服のためにできることやできる可能性があることについては、5分以内で積極的に発言してください。
(3)ワークショップ後、交流の時間を設定します。取り組みの重なり等、興味関心を持った他の組織があれば、積極的に交流してください。
(4)学習会のおわりまでに所定の用紙(A41枚程度)に以下のことを盛り込んだ感想を書いて提出をお願いします。

①どんなひとや組織と知り合うことができましたか?
②知り合ったひとや組織とチームワークで取り組むことができそうなことがありましたか?
③この学習会に参画、あるいは参加しての感想をお願いします。

2 事前打ち合わせ会に参加をお願いします。
(1)日時 8月下旬or 9月上旬
(2)場所 沖縄大学
(3)参加態勢
各組織から実務にかかわる方の参加を1名以上お願いします。

2013年5月13日月曜日

平成24年度学校基本調査に見る沖縄県の中学生の課題

 高校生とおなじく、平成24年度の学校基本調査における中学校卒業生の進路状況について、九州各県と沖縄との比較のために表を作成しました。それが下記の表1です。参照しているデータは、文部科学省のホームページからのものです

表1


全国の統計と沖縄県のデータを見比べて、おおよそ次のようなことが言えるのではないでしょうか。

1 高等学校進学率は全国が98.3パーセントに対し沖縄は95.5パーセントと下回っています。進学率の低さは、高校卒業生と共通の課題と言えます。

2 就職率は全国が0.4パーセントに対し、沖縄は0.7パーセントと上回っています。沖縄県の雇用情勢が、他県に比べ厳しい現状があるのにも関わらず数値が高いのは、就職を希望する卒業生が多いのと、その受け皿があるということでしょうか。

3 進路未定者が卒業生全体に占める割合は全国の平均が0.9%に対し沖縄は3.2%と3倍を超える高い値になっています。これは、九州各県の平均1%と比較しても、沖縄県が突出している値になっています。
また、進路未定者の数の多さという点で、沖縄県の中学、高校卒業生の統計データは類似しています。

2013年5月12日日曜日

平成24年度の学校基本調査にみる沖縄県の高校生の課題

 平成24年度の学校基本調査における高等学校卒業生の進路状況について、九州各県と沖縄との比較のために作成した表が下記の表1です。参照しているデータは文部科学省のホームページからのものです。

表1


「平成23年3月」、「平成24年3月」とあるのは全国のデータです。

1 大学進学率が全国平均が53.9%に対し、沖縄は36.2%で全国平均を下回っています。
2 専修学校(専門課程)進学率が全国平均16.2%に対し、沖縄は25.7%で、全国平均を上回っています。
3 就職率は全国が16.3%であるのに対し、沖縄は13.6%でこれも全国を下回っています。
4 卒業時点で、進学でも就職でもない生徒、表では「上記以外の者」と表現されている生徒の数は全国で51,768人で、全体に占める割合は4.9%であるのに対し、沖縄は2,754人で沖縄県の卒業生全体に占める割合は18.1%と突出しています。

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次に、卒業後の進路状況を沖縄県と鹿児島県について比較したいと思います。
まず、沖縄県のデータをグラフで表したものが下記のグラフ1です。

グラフ1



つぎに、鹿児島県のデータをもとに作成したのが下記のグラフ2です。

グラフ2



 沖縄と鹿児島を比較して際だっているのが、進路未定者が全体に占める割合です。

 沖縄を除く九州7県の平均値によるグラフが次のグラフ3です。
 鹿児島県のグラフに似た結果になっています。


 
 このように九州7県の平均と比較しても、沖縄の高校卒業生に占める進路未定者の割合は、特異な状況であることが分かります。

 なお、進路未定者について文部科学省のホームページでは、「卒業後、進学でも就職でもないことが明らかな者」と説明されており、その例として予備校等に所属せず受験の準備をしている者、就職活動をしている者、家事手伝いなどが挙げられています。


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次に、卒業生の就職率、進学率、そして進路未定率の過去5年間の推移です。



過去5年間を見ると
1 進学率は5年前に比べ、1.9ポイント増加しています。
2 就職率は5年前に比べ、2.9ポイント低下しています。
3 進路未定率は5年前に比べ0.9ポイント増加しています。

就職率が低下傾向にあるのに対し、進学率と進路未定率はわずかながら増加しています。

2013年5月5日日曜日

グッジョブセンターおきなわ

 就職したい方、就職できるまでの間、住まいや生計を維持することに関する支援を受けたい方、あるいはそういう方が身近にいて相談された時、紹介するところはどこか、という疑問に答えてくれる新聞記事がありました。

 オープンして1年になるグッジョブセンターおきなわは、就職を希望する人に対して、相談や支援を行うところです。相談に来た方の様々な状況を踏まえて、適切な相談や支援ができる機関を紹介するところであるだけでなく、それぞれの機関の窓口がセンターのなかに設置されているので、すぐに次の相談機関に結びつけられるところが大きな特徴です。

 以下、グッジョブセンターおきなわのHPを参考に、ガイドブックに掲載する文書を作成していました。